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マンジャロとゼップバウンドの違いは?
マンジャロ(Mounjaro)とゼップバウンド(Zepbound)の違いについて解説します。
マンジャロ(Mounjaro)とゼップバウンド(Zepbound)は、どちらもチルゼパチド(tirzepatide)を有効成分とする薬で、作用の仕組みは同じです。しかし、使用目的と保険適用の有無に違いがあります。
主な違い
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マンジャロ(Mounjaro)
2型糖尿病の治療薬として最初に承認された薬で、血糖コントロールを目的としています。糖尿病の診断を受けた患者に対しては医療保険が適用されます。 -
ゼップバウンド(Zepbound)
肥満治療薬として後に承認され、体重管理を主な目的としています。現時点では、日本では保険適用外(自費診療)となっており、患者が全額自己負担で治療を受ける必要があります。
共通点
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GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)の2つの受容体を活性化する「二重受容体作動薬」です。
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週1回の注射で投与されます。
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血糖値のコントロールや体重減少に効果があります。
有効成分と作用は同じですが、マンジャロは糖尿病治療、ゼップバウンドは肥満治療に特化している点が大きな違いです。

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